宮城県出身の石川和子さん。高校時代に山形県のとあるペンションを訪れたときから漠然と夢にみていた民泊を、9年前の2008年から宮城県蔵王町で経営しています。短大を卒業後、保母さんとして約10年間ほど勤めていました。勤めていた会社の経営状況が悪化してきた時期に、両親から「ペンションを運営してみないか?」という嬉しい提案が。こうして高校時代から抱いていた夢を叶え、この宮城県蔵王町に引っ越してきました。昔から山が大好きだったそうで、山に囲まれた蔵王町の魅力を喜々として伝えてくださる姿は誰の目にも印象に残るでしょう。「昔、トルコを訪れたことがある」という石川さん。そのときに見た陶器に惹かれ、今では数多くのトルコ製陶器を集めています。ペンション飾られている陶器たちがゲストの皆さんをトルコの世界に導いてくれるはず。
将来はカフェかペンション経営をしたいと思っていたこともあり、製菓衛生士の資格を取得したという石川さん。今では数十種類のパンを焼いているが、中でも人気なのがクルミのカンパーニュ。フランスパンに近い食感ですが、クルミの食感と甘さがパンの美味しさをより一層引き立てています。チーズやバターといっしょにおやつ感覚で食べるゲストさんが多いんだとか。パン作りのプロ・石川さんが、手作りのパンでおもてなしをしてくれるのラピスの大きな魅力となっています。
“兼高かおる世界の旅”というTV番組を観て、日本以外の世界に憧れる気持ちを漠然と持っていました。海外を訪れた際に現地の方にとても親切にしてもらった経験から「日本にきてくれる海外からのゲストの皆さんには最大限のおもてなしをしたい」と思うようになったんだそう。「英語は苦手なのですが…」と笑いながら話す石川さん。それでもせっかく海外から日本にきてくださるゲスト皆さんですから、身振り手振りと簡単な英単語を使いながら積極的にコミュニケーションをとっています。 「私自身は、決して世界中を旅したわけではないのですが」優しい表情でそう語る石川さんは、いまこうして世界中から、らぴすに来ていただけるゲストの方々に日本を楽しんで頂けることに大きな喜びを感じています。
施設紹介
ピンクの外観がとても可愛らしいラピス。訪れる季節によって日本の四季を感じられるのもラピスの魅力の一つ。紅葉が美しい秋や、雪化粧に包まれる冬に訪れることをおすすめしたい。
内装は白を基調としており、外観の印象とは大きく異なっている。寝室はとても落ち着いた雰囲気。カップルやご夫婦でゆっくり過ごしていかれる方が多いんだとか。
自由に使える広々としたダイニングルーム。ウェルカムドリンクを飲んだり、石川さん手作りの美味しい食事を食べたり、宿泊者同士で交流したり、夜遅くまでワイワイしたり。他のゲストさんに迷惑にならないように最低限のマナーを守りながら、自由に楽しみましょう。
一人でゆっくりと宿泊したい。そんな希望にも応えるために洋室も完備。白を基調とした落ち着きある部屋にシックな色合いの家具が置かれており、誰にとっても居心地の良い空間となっています。
「らぴす」という名前の由来はラピスラズリ(Lapis lazuli)という宝石から。Lapisは石、lazuliは青を意味する言葉。日本では瑠璃として知られている美しい宝石。”旅人を守ってくれる”効果があると言われており、らぴすのダイニングには創業時からずっと色鮮やかなラピスラズリが置かれています。宿泊される方はぜひ一度手に取ってみていただきたい。
交流民泊
キツネ村、御釜などの観光地で交流
SNSで話題のキツネ村までは車で15分程度の好立地。100匹のキツネが放し飼いされている日本で唯一の場所なので海外の方からも大人気なんだとか。車のないゲストさんは、オーナーの石川さんに事前にお願いをすれば連れていってくれるので、一緒に交流することが可能。そのほかにも『御釜を観にいきたい』、『山寺(山形県)まで行きたい』というゲストの方の要望にお応えしたこともあるようです。 らぴすオーナーと観光スポットで交流。そんな過ごし方も良いですね。
プロのパンづくり体験で一緒に交流
オーナーの石川さんは製菓衛生士の資格を持っているので、いわばパンづくりのプロ。 プロのパンづくりを習って交流をしながら、ゆっくりと過ごしてみるのはいかがでしょうか。ちなみに、パンづくり交流をしなくても朝食で手作りのパンを食べることができるので、ご安心ください。
日本の家庭料理づくりを通じた交流
海外からいらっしゃるゲストさんに最もおすすめしたいのが、日本の家庭料理づくりを通じた交流ですね。先日宿泊されたフランスからのゲストさんからは「卵焼きを作りたい」という要望があり、日本の家庭の味を教えながら一緒に作って楽しんだそうなので、食べたい日本料理があればお伝えしちゃいましょう。
石川さんからのメッセージ
らぴすに宿泊されるゲストの皆さんには『自由に楽しんで気持ちよく過ごしてほしい』というのが私の一番の想いです。私も海外に行った際には現地の方々にとても親切にして頂いた経験がたくさんあるので、海外から日本にいらっしゃる方には最大限のおもてなしをしたい!そんな気持ちでいっぱいです。英語は決して得意ではないですが、皆さんといろんなお話をできたら嬉しく思います。 食事や観光についてもリクエストにお応えしていきますので、こんな物が食べたい!作りたい!ここに行きたい!などなど、ぜひいろんな要望を聞かせてくださいね。それでは、蔵王町にてお待ちしています。
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