Miyagi Explorer

宮城県南のパーフェクトガイド

白石市

歴史とロマンの城下町

白石市は、東京から東北新幹線で約2時間の宮城蔵王の玄関口です。
市内には小原温泉、鎌先温泉があり、名所・旧跡も多く点在しています。街中には、堀割・水路があり、商家の蔵が点在するなど城下町らしい趣がみられ、1995年には白石城が城下町のシンボルとして復元されています。

白石城

白石城

市の中心部に位置し、白石市のシンボルとして親しまれている白石城。歴史的には、仙台藩の南の要衝であり、関ヶ原の戦い後、明治維新までの260余年間、伊達家の重臣片倉氏の居城となりました。戊辰戦争の際には白石城を舞台に奥羽越列藩同盟が結ばれるなど、時代の転換期に重要な役割を担いました。明治7年に解体されましたが、平成7年に三階櫓(天守閣)と大手一ノ門・大手二ノ門が史実に忠実に復元され、全国から訪れる歴史ファンをも魅了しています。
弥治郎こけし村

弥治郎こけし村

鎌先温泉の近くに、こけしのふる里弥治郎集落があります。古くから木地挽きが営まれ、こけし工人たちがこけし作りをしています。
この集落の中に弥治郎こけし村があり、工房では工人たちが実際にこけしを作る過程を見学することができます。
また、観光客向けにこけしの絵付け体験も行っており、老若男女どなたでも楽しむことが出来ます。
白石温麺

白石温麺

今から400年ほどの昔、白石城下に鈴木味右ェ門(すずきみえもん)という男が住んでいました。味右ェ門の父は胃を病んでいて食事をとることが出来ませんでした。味右ェ門は心配して、何か良い食事はないか考えていたところ、旅の僧から油を使わない麺の製法を教わりました。さっそく、その麺を作り父に食べさせたところ、父の病は治ったそうです。この親孝行の話が殿様に伝わり、なんと温かい思いやりであると「温麺」と名付けられました。

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